ジャコモ・ルッソ（Giacomo Russo 1937年10月23日生）［イタリア・レーシングドライバー］
ミラノ出身。レースでは「ジェーキ（Geki）」という変名を使っていた。イタリアの下位フォーミュラでは有能なドライバーで、イタリアF3選手権シリーズのチャンピオンを1961年から1964年まで4年連続で獲得した。F1には、1964年から1966年までイタリアGPに3回出走した。1964年はロブ・ウォーカーからブラバムをドライブしたが予選落ちした。この後ロータスから2戦に出走したが、ポイントを獲得することはできなかった。
ルッソは1967年にカゼルタで行われたイタリアF3レースでの大事故によって死亡した。エルネスト・ブランビラ、クレイ・レガツォーニ、ジャーグ・ダブラー、ロマーノ "タイガー" ペルドーニとコラード・マンフレディーニらを巻き込む多重事故が発生。ビート・フェールが後続の車に大破した車両への注意を知らせるため車から降りて走り出したが、ルッソは避けきれずフェールを撥ねてしまい、その弾みでルッソのマシンは外壁に激突して炎上し即死した。この事故でフェールとペルドーニも死亡した。
1967年6月18日死去(享年29)
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