頂き物小説
日常生活

キミガスキ。
オマエガスキ。
……ワカラネェ。



  日常生活



「雪見さん、宵風を少し借りてもいい?」

唐突に訊いてくるのはさも当たり前のように俺の家に上がりこんでいる小悪魔小僧。
小僧が居るのはもう当たり前のようになっていて、
もう一々突っ込む気にもなれない。

「……んなの本人に訊けよ。俺はただの保護者だ」
「そうだね。じゃぁもう宵風は返さないから」
「!!”借りる”だろっ!?」
「雪見、僕は行きたくない」
「なら行かなきゃいいだろーが、俺に一々言ってくんなよっっ!!」

ふぅ、と疲れたような息を吐き出す雪見。

………なんなんだ一体。
毎回毎回。
壬晴が来るといつもこんな感じだ。

壬晴は異常なくらい宵風にくっつく。
しかし宵風はそれを無視して俺のほうによってくる。(いつにも増して)
それを俺は呆れつつも適当に相手をしてやって終了。

そんなことを考えてる雪見の傍で一言。

「ねぇ、宵風は俺のことスキ?」

ブハッ

「なななななな!?」

何を言ってるんだこの小悪魔は!!

「ちょっと…、雪見さん汚いんだけど」
「雪見、僕は雪見は好きじゃないけど壬晴よりいい」

”好きなもの食べさせてくれるから”
と言うようなおまけが聴こえたがあえてスルーする。

「………頼むから俺の傍で気色の悪い話をするな。仕事が進まん」
「雪見さんは宵風のことスキじゃないの?」
「…さぁな」
「僕は「さっき聞いたから」

壬晴に邪魔をされて少し不機嫌そうな顔をする宵風。

「とにかくっ!!お前らなんなんだよ本当に…ウザイっ!!」

心なしか宵風が落ち込んだように見えた。
心なしか壬晴に物凄い目でにらまれたような気がした。

わけがわからん。

こんな日常を平和と言えるのだろうか。



end


天才的じゃないでしょうか??
なんでこんな素晴らしい文章が・・・。
天才です!
ありがとでした!

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