++それでも++ 「銀時。別れねぇか、俺ら。」 いきなりの土方からの言葉だった。銀時は一瞬目を丸くさせて、微妙な笑みを浮かべた。 「なんで?」 何も言えなかった。 俺は今、あんなに大好きだった恋人に別れようとお願いしてるんだ。 喧嘩したワケじゃない。 寂しいからとかそんなんじゃない。 ただ・・。 「俺、お前のためにこんなに尽くしてきたんだぜ?」 銀時が静かな声で言う。 ━━そうだ。銀時は、暇があれば俺に予定を合わせてくれたりだった。 「返せよ・・!俺の時間返せよ!土方!」 叫ぶように俺に掴みかかってくる銀時。 ポタポタと地面に水滴が落ちる。 俺は泣いてない。 泣いてるのは・・目の前の恋人・・。 「俺のこと・・嫌いになったのかよっ・・・」 銀時の震える声にただ。ただ、下を向くことしかできない。 好きになったんだ。 総悟を・・・・・。 俺の心の中にもう。 銀時はいないんだ・・。 銀時は優しかった。 だけど。 俺といたら銀時は駄目なんだ。 銀時と付き合ってる中。 俺は、愛をあまり感じなかった。 「絶対・・。」 銀時が掠れた声で呟いた。 「絶対離れねぇって約束しただろ!あれ・・嘘だったのか・・・?」 交わした未来への約束。 確かに。俺は誓った筈だ。 「ごめん。」 おれはその一言を言うと。 薬指にあった光を取った。 ペアリング。 俺はそれは銀時に押しつけるように返すと、 一滴の水が頬を伝った。 「ごめん。」 ただそれだけだった。 ━━銀時。ごめん。 ごめんなさい・・・。 もう。薬指に重みを感じなくなった。 ++END++ ━━━━━ どうでしょうかね・・。 基本的僕は、シリアス書かないんですよ! 沖田あんま出さなかったし・・。 一方通行が書きたかったんです! お持ち帰りは・・。 どちらでも! リク、ありがとです! [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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