++バレンタイン++ 「沖田隊長〜!」 朝っぱらから、山崎が俺の方へ向かって走ってくる。 「なんでィ。」 そう聞くと、山崎は俺にデカい箱を渡してきた。 「?」 「近藤局長が、副長宛に荷物があると。なんか、局長は用事があるって・・。」 「・・・・。なんで俺なんでィ。」 「局長が、沖田さんからの方がいいと。」 近藤さんに頼まれたんじゃしょうがねぇな。 「しかし、副長のモテっぷりは凄いですよね〜」 「・・・・・・は?」 俺は山崎の言った意味がよく分からなくて素っ頓狂な声を上げた。 「その箱の中身見ればわかりますよ〜」 山崎に促されて見てみると、ダンボールいっぱいに入った、 「チョコレート・・・?」 あぁ・・。バレンタインか。 「そうゆうことで!お願いしますよ〜!」 山崎がまたドタドタと走ってった。 ・・・。あんな、瞳孔開いたマヨ野郎のどこがいいんでィ。世の中の女どもは変わってるねィ・・。 「オーイ。土方コノヤロー。」 「あ?・・んだ。このチョコの山。」 「あんた宛でさァ。」 土方さんは、今起きたような面して、俺に反応してた。 「また一段と間抜け面ですねィ。そろそろ副長から降りる気になりやした?」 「あぁ?そうゆう総悟君は、今日も一段と生意気な面しやがって。崖から落ちて死ね。」 「チョコの山見て、鼻の下伸ばしてるあんたに言われたくないでさァ。」 「やるかこの野郎!」 今にも刀抜きそうな俺らの会話にゴッと音がして鉄拳が入った。 「何やってんだお前ら!!」 「っ〜〜〜〜!」 「いってっっ!」 近藤さんだ・・。 「いってぇなぁ・・。あ。俺、この箱置いてきやす!」 「あの野郎・・・。」 「しっかし、なんて量でさァ・・。」 ドサっと土方さんの部屋に箱を置いた俺は、溜息をついた。 「んー・・。量。減らしてやりやすか。」 俺はニヤリと笑って、チョコに手をかけた。 「あ?総悟。まだいたのか。って・・何食ってんだァァァ!!」 「あ。おかえりなせぇ。」 「お前は何してんだ!!!」 土方さんは、俺からチョコを奪って叫んだ。 「美味しいですよ?」 「聞いてねぇ!ってか・・お前、顔チョコまみれだぜ・・」 プッと笑って土方さんはこっちを見た。 「そんなことわかってまさァ!今拭こうと思ったんでィ!」 そしたら、俺は土方さんに・・キスされた。 「っ・・!何しやがんでィ!」 「・・・・甘ぇな・・。」 「チョコだからっ・・当たり前でィっ・・。」 そうゆうとまたキスされた。 「甘いのはお前だろ。」 「・・・土方さんはやっぱりおかしな人でさァ。」 そう言って、俺はこの人に唇をあげた。 +END+ [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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