滅びた街の悲劇から月日が経ち 今此処は人々の笑い声で賑わいはじめていた。 その街にある青年がいた。 その青年は、近くの湖へと出かけていた。 そこで、ある一人の少女にあった。 天使のような歌声と、天使のような笑顔をもった少女だった。 青年は問うた。 「君は誰だい?」 一見、少女は、さっきとはまるで別人のような黒い笑みを浮かべた。 「ここの近くにある一軒家に住んでいる者です」 少女は笑った。 ━━━━━青年は次の日、街に姿を現さなかった。 少女の言っていた家は、何処にも存在しなかった。 青年は、あの時、止めていれば良かった。 何故、また同じ事を繰り返してしまうのだろうか。 この悲劇は、少女がいなくなるまで終わらない。 また。同じ悲劇が繰り返される。 青年はどうなったのか。誰も知らない。 ━━━━━湖の畔で、白い服を着た少女がずっと笑っていたそうだ。 そこからは誰も知らない。 そこで物語は終わりを告げた。 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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