小説置き場 ■□1□■

翼の無い天使 [バトテニ] 1 (るな)

BRT短編小説です。
今回は立海のみがバトロワ(バトテニ)に呼ばれた設定です。


仁王×丸井
(+幸村)


BLなうえ、死ネタです。
苦手な方はブラウザバックでお願いします。



Are you OK?


[仁王視点]

俺の中には悪魔が住んでいるのだろう…
赤く血に染まる躰は自分が傷を負って出来た傷ではない。
…もはや「誰の血」と選別する事は不可能だろう。
間違いなく言えることはこの血は俺が殺した幾人もの奴らが
最期に俺に与えた贈り物。
罪と罰。
背負うものは増えるばかりで…
それでも俺には殺す理由があった。
例え他人の命を奪ってでも、
生きてもらいたい奴が居るから。
お前さん以外の全てを殺すことでお前さんが生きられるなら…
大切な人に手を汚させたくないから
だから俺が殺す。
全てを。

総員52名の立海大附属のテニス部員の中でたった8人の…否、7人の
レギュラーに出会う確立は少ない。
幸いと言えば幸いなのであろう。
しかも、俺が逢いたいのはたった1人の大切な人。
勝気でワガママで、なのに誰よりも傷つきやすくて…
「……ブン太」
ポツリと漏れた言葉に自嘲気味な笑みが零れる。
「お前さんは今、何処に……ッ!?」
ガサッ

誰かが…居る!
微かに聞こえた草を掻き分ける音は此方に向かっている。
誰だかはわからない。
睨む様に視線を送れば、物音の主は姿を現す。
その正体に一瞬俺は息を呑んだ。
「幸村か…お前さんも随分と暴れてる様じゃのぅ」
幸村精市。
王者立海大テニス部を纏め上げる部長…所謂、関東で右に出るものは居ない、
神の子幸村だ。
つい最近まで病床に就いていた身体は白く、痩せ細っている。
その手に握られる得物は不似合いで。
リボルバー式の若干大きめの銃が握られている。
それに比べ此方の得物は刃渡り50cm程度の日本刀…
完全に分が悪い。
ゆっくりと相手から間を取り無理やり笑みを作る。

「そんなに強張らないでよ、仁王。…すぐに楽になるよ、ね?」
寒気がする程の笑顔で幸村は真っ直ぐ俺を見据え銃を構えている。
…まだ射程範囲内って事か。
「プリッ…怖い事言うのぅ」
「そうかい?これは俺からのせめてもの情けだよ」
多分コイツも、俺と同じたくさんの部員達を殺して此処にいるのだろう。
俺は生きなくちゃいけないのに…
せめてアイツに逢うまでは…

思いだけが先走る。
一先ず退こうと足を動かした瞬間、
銃声が一発、耳に届いた。
「ッ!?」
一瞬遅れて痛みが体を襲う。
咄嗟に右肩を押さえるとぬるりと嫌な感触…
崩れ落ちた足に力が入らない。
何とかして立ち上がろうとフラフラしながらも立ち上がると足元に
二発、鉛球が埋め込まれる。
ギリッと強く噛み締めた唇からは一筋血が流れ落ちる。


■□■□■□■□

相変わらず意味がわからない上、長くなりすみません><
今回も前編、後編に分けさせていただきます!
ニオブンのはずが未だブン太が登場せず…(苦笑

幸村様怖いなー…
それでは明日辺り、後編配信予定!
お楽しみに

るな

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